キャリアクライミングDAY2:自分の強みと条件を把握しよう
前回の記事では、キャリアクライミングDAY1の様子をお届けしました。今日ご紹介するのは、DAY2の様子です。
対話を通して理想の未来を描いていく作業をしたDAY1から2週間後の2/18(日)、前回と同じく放課後NPOさんのオフィスの一角をお借りして、DAY2が開催されました。
DAY2の目的は、「自分の強みと条件を把握」すること。
DAY1で描いた未来は、自分のやりたいことベースで考えたもので、言うなれば”地に足がついていない”もの。これを、現実的な”地に足がついたプラン”に落とし込むためには、
(1)自分が実際に持っている強みを言語化すること
(2)人生における制約(条件)を可視化すること
が不可欠です。キャリアクライミングDAY2では、それを一緒に行います。
ここで登場するのが、3つの輪っか。これは自己分析をする際によく使われるもので、自分のやりたいこと・やれること(強み)・やるべきこと(条件)を洗い出し、その重なる部分を探ることで自分にあった仕事を見つけていく、というフレームワークです。
DAY1で描いたのは「やりたいこと」、DAY2で洗いだすのは「やれること」と「やるべきこと」です。
さて、DAY2でまず明らかにするのは自分の強み。意外と自分の強みは自分ではわからないもの。しかも、自分で把握しているスキルというのは専門知識や技術、資格などに偏りがちです。
しかし、キャリアクライミングの運営メンバーの一人で、キャリアコンサルタントの齋藤由里子は、参加者に「そうしたジョブ・スキルだけでなく、ワーク・スキルやお人柄も大事」と伝えます。
これらの強みは、なかなか自分ではわからないもの。そこで活躍するのが、キャリアクライミング名物「取材シート」! といことで、参加者同士がお互いの強みを取材し合いながら、「それってこんな強みが出ているんじゃない?」と気づいたことをフィードバックします。
そうして自分の強みが見えてきたら、次は人生における制約(条件)の話。やりたいことと強みが見えても、老後に必要なお金がいくらなのかといった条件をふまえないとキャリアの過程で躓いてしまいます。
そこでこの日は、フィナンシャルプランナーの大森洋介さんが、お金を踏まえたライフプランの立て方の基本をレクチャー。「女性の平均寿命86歳になるまでに5250万必要になる」というショックな数字もありつつ、お金とキャリアについて学んでいきます。参加者もみなさん真剣顔。
さぁ、こうしたお金の話も踏まえて、シートに向かい、いつ結婚するのか、子どもは何人なのか、いつまでにいくら貯金するのかなど「やるべきこと」を書き出していきます。
そして、ここからがDAY2の仕上げの作業。埋められた3つの輪っか「やりたいこと」「やれること」「やるべきこと」それぞれの項目から、重なる部分や、重ねていくためのタスクを見つけていきます。
この重なる部分こそ、リアリティのあるキャリアをつくるために必要なこと。DAY1では漠然としたイメージでしかなかったものが、この段階になるとリアリティを持つようになってきました。
さぁ、いよいよキャリアクライミングもラスト1日を残すのみ。DAY3は、今回出した項目を時系列に並べ、具体的なアクションプランを立てていきます。乞うご期待!
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