「苦悩に選ばれテコにした男」~Doingの背景のBeingを探る~「キャリクラ酒場」vol.9


毎年、どれだけ沢山の自己啓発本が出版されているんだろう?

それをどれだけ沢山の人が読み、「明日から変わろう、頑張ろう」と決意するんだろう?

その内、どれだけの人達が、本当に実行するんだろう?

そしてその内、どれだけの人たちが、その努力を続けるんだろう?


そんなことをつくづくと考えさせられた、今年最後のキャリクラ酒場。

9回目のゲストは、MKコーチングオフィス代表の小林正広さんです。


小林さんはご覧の通り、爽やかな笑顔で清潔感一杯、実にスマートな好青年ですが・・・

ひとたび話すと「あれ?この人もしかして年齢詐称?ホントは中年のオジサン?」と勘違いしてしまう様な落ち着きと胆力の持ち主です。


それもそのはず、小林さんは、実はかなりハングリーな人生を歩んで来られています。


15歳の時、病気で片目を失明。

「その治療のために家が貧乏になった」と家族に責められ、定時制高校に通いながら月25万円を稼ぐ生活に。

ハードな毎日に疲れ果て、余りに辛くて、「何のために生きているんだっけ?」「自分は何者でもない、死にたい」と思いつめ、すっかり病んでいたそうです。


そんな時、図書館で出会ったのがあのスティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」。

それまで自分の境遇を恨んでいたのが、「自分を不幸にしていたのは自分自身だったのか!」と目から鱗がボロボロ落ちたそうです。


ここからコーチングを本格的に学び始め、自らをコーチングして奮い立たせます。

そして、高校生にして自分のミッションを

「人の可能性を引き出すこと」

「人に勇気や希望を与えること」

と定め、本格的に勉強も始め、体を強くするために筋トレにも励みました。


高校で出会った先生が小林さんのことを認めてくれ、褒めて伸ばしてくれたことにも救われたそうです。その後も数々の自己啓発本を読んだり、良質の映画を観たり、偉大なる先人に想いを馳せたり・・・「自分より大変な境遇なのに、負けないで頑張っている人はたくさんいる」と自分を励まし、努力を続けます。


家計の問題で「大学には行かせられない」と言われていたのを自力で行く覚悟で合格も勝ち取りました。小林さんは、大学に入学した20歳当時のことを、「多分あの時は殺気が出てたでしょうね」と笑って自戒されます。


努力をした分だけ実力がつき、思い描いた結果を手にする度に自信がつき、その自信は小林さんのパーソナリティを照らし始めます。


大学卒業後は高校教師になり、ビジネスコンサルタントに転身して更に経験を積み、そしてついに、なりたかったエグゼクティブコーチに。自分の人生を変えたコーチングを、生業にしたのです。その傍ら、自分の世界を拡げるために英語を独学で学び、TOEIC960点も獲得、留学無しでペラペラに。


小林さんは、これまでの32年の人生をこう振り返ります。

「『なんで自分だけ?』と『特殊』『特別』に思っていた境遇も、受容して乗り越えて過ごすうちに、いつの間にか『自然』『普通』『当たり前』になっていきます。今回、自分の体験を話す中で、あらためてそんな自分の特色というか、良い意味でのヘンテコポイントを再発見できました。」


ヘンテコだなんて、謙遜をされていますが・・・

お手本にすべき考え方や人の在り方を素直に受け止めて、深く考えて自分事にして、行動し続ける力があったということですよね。自己啓発本を読んでも感動するだけで、何もしない人が多い中で、そりゃ差がついていくワケです。

そして、努力の方向性がブレない。高校の時に掲げた使命に向かって、ある意味ヲタク的に突き詰めて努力する、Willの強い力を感じます。



今回のキャリクラ酒場の参加者からは、

「まさに波瀾万丈。改めて圧倒されました。良質な問いを自分にかけられる様に日々精進したいと襟を正す気持ちになりました!」

「他者の可能性を信じる力の大きさは、自身の可能性を素直に探求し続ける力そのものだと確信しました。」

「やはり、人は『高く飛ぶためには、思いっきり低くかがむ必要があるのです』 (ips細胞の山中教授)って、つくづく思いました!」

といった感想が寄せられました。

自分の使命に向かって、着実に歩みを進めている小林さん。

将来の夢は?と聞いたら、「55歳までに学校を建てる」ですって。

そこまで待たなくても開校しちゃいそう!

これからの小林さんの歩みからも、目が離せません。

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